クライマックスシリーズ2戦目 埼玉西武対千葉ロッテ(西武ドーム)

試合開始前西武ドーム前広場でのイベント
クライマックスシリーズで配布されたフラッグ
千葉ロッテファンもすごい熱気だった

 三連休の2日目は西武ドームでのクライマックスシリーズ2戦目です。昨日は涌井と成瀬、両エースのぶつかり合いでした。流れは完全に埼玉西武にあり明日はセカンドステージ進出決定の瞬間でも見ようと思っていたらまさかの逆転負け…。一転、今日負けると終わってしまうということになってしまいました。明日のチケットも確保してあるので今日は何としても絶対に勝ってもらわないと。

 この日は珍しく西武鉄道で西武ドームに向かったのですが、電車の出発のベルがライオンズの応援歌になっていました。試合開始1時間前には西武前広場に到着しました。西武ドーム前広場はものすごい人だかり。当日券も出ていましたが自由席が若干残っていただけ、指定席はすべて完売していました。先行販売でゲットできて良かった。この三連戦ではホーム側チケットを持っているお客さんに応援フラッグがプレゼントされました。ここにも行列、満員になりそうです。

 プレーボールは13時、西武ドームはすでに超満員状態、シーズン終盤の大勝負、ここで埋まらなくては困ってしまうのです、当たり前ですね。埼玉西武ライオンズの先発は岸、千葉ロッテマリーンズの先発はマーフィーでした。
 初回、岸が危なげなく投げるとその裏、マーフィーはいきなり埼玉西武打線に捕まりました。昨日の悔しさを晴らす大チャンスはいきなり巡ってきた!中島のヒット、さらに中村のタイムリーで1点を挙げるとさらにブラウンが2点タイムリー、初回から3点を奪った。これはマーフィーの調子は良くなさそうです。ここで一気にたたみかけておきたいところ。
 得点の後、しっかり抑えたい岸でしたが、2回表に今江に特大ホームランを浴びて3-1、それでも岸は連打を許さず。3回にははやり中村のツーベースヒットからブラウンが犠牲フライでさらに1点を追加、ブラウン3打点、すばらしい!この辺りで気になっていたのはブルペンでは渡辺俊介が準備を進めていたこと。さすが短期決戦です、渡辺が中継ぎとして準備をしている。
 4回からは早々にマーフィーを諦め渡辺俊介がマウンドへ、ここから埼玉西武打線は仕事をさせてもらえない。のらりくらりと凡打の山が続く…。そんな中、6回、7回と各1得点、千葉ロッテがじわりじわりと詰め寄ってきて9回表には4-3、それでも1点リードしていましたが何かまったく勝っている気がしない内容、そして盛り上がり続ける千葉ロッテファンたち。9回表マウンドに上がったのは長田、押さえれば終わり、明日に繋がる、あとアウト3つ!このアウト3つがいかに難しいか…、超満員の西武ドームで投げるプレッシャーはさぞ大きいのでしょう。長田の投じた初球を捕らえた里崎の打球はレフトスタンドへと消えた。4-4、土壇場で同点…。この試合、これで勝負ありでした。西武ドームビジター側の盛り上がりと言ったら…。
 延長戦まで続いたこの試合、最後には劇的サヨナラ勝ちが見られると信じていたのですが、11回表井口のタイムリーで5-4、ついに逆転を許し、その裏反撃も及ばす…。今シーズン最後のバッターは中島の打った打球はセンターフライ…。千葉ロッテマリーンズが見事な逆転勝ちでセカンドステージ切符をつかんだ。
 シーズン終盤激しい3位争いを制した勢いをそのままに千葉ロッテマリーンズがビジターでの2連勝…。敵ながら天晴れでした。振り返れば福岡ヤフードームでの3連敗が今シーズンの埼玉西武ライオンズを表していたような気がします。あそこでひとつでも勝っておけば優勝だったのに…。最後の最後締め切れなかった、シーズンの内容がクライマックスにそのまま出てしまった。これだけの戦いを見せた千葉ロッテにはセカンドステージでも頑張ってもらいたいものです。はぁぁ、これで今シーズンおプロ野球観戦は終わりです。
この日の西武ドームの写真はライナの写真館へ

コメント