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GG佐藤の逆転3ランでキモティ〜!埼玉西武対オリックス|2008年7月29日

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埼玉西武ライオンズ対オリックス・バファローズ|2008年7月29日|西武ドーム

 真夏の西武ドームで開催された特別な夜、「ライオンズ・クラシック 2008」。黄金期をさらに遡る西鉄ライオンズの漆黒の復刻ユニフォームに身を包んだ選手たちがグラウンドに立つ。チケットを握りしめ、18時の試合開始に合わせてスタジアムへと足を踏み入れると、夏休みの子供たちや熱烈なファンでスタンドは活気に満ち溢れていた。この日は北京五輪日本代表に選出された中島裕之、G.G.佐藤、細川亨の壮行セレモニーも行われ、グラウンドとスタンドの一体感は開門前から最高潮に達していた。

西武ドーム一塁側外野自由席
▲黒の復刻ユニフォームで埋まった西武ドームスタンド

 先発マウンドに上がったのは若き右腕・岸孝之。オリックスのエース・金子千尋との投げ合いで始まった試合は、中盤まで緊迫した投手戦が続いた。しかし5回表、オリックスの強力クリーンアップが牙を剥く。かつてライオンズの4番を務めたカブレラ、そしてタフィ・ローズによるまさかの2者連続ホームラン。豪快な弾道がスタンドに突き刺さり、西武ドーム全体が重苦しい沈黙に包まれた。0対2。重いビハインドを背負い、誰もが焦燥感を募らせる中、外野スタンドからは黒いフラッグを振り続けるサポーターの力強い声援が響き渡っていた。

GG佐藤のホームランに沸き立つ埼玉西武ファンたち
▲GG佐藤の逆転3ランに歓喜爆発のライオンズファンたち

 ドラマは直後の6回裏に訪れた。連打でチャンスを広げ、スタンドのボルテージが一気に最高潮へと達した場面で打席には五輪代表の主砲・G.G.佐藤。大歓声がドームの屋根を揺らす中、金子が投じた甘い変化球を一閃!打った瞬間にそれと分かる完璧な打球が、歓声を切り裂いてレフトスタンド中段へと吸い込まれた。値千金の逆転21号3ランホームラン!「行ったあああ!」スタンドは総立ちとなり、見知らぬファン同士が抱き合い、メガホンを打ち鳴らして喜びを爆発させた。これぞ頼れる4番の一撃だった。

勝利の瞬間
▲逆転劇を守り抜き、歓喜のゲームセットを迎えた瞬間
お立ち台はGG佐藤
▲お立ち台で満面の笑みを見せるヒーロー・GG佐藤

 逆転に成功した後は、リリーフ陣がオリックスの反撃を完全にシャットアウト。9回表、守護神が最後の打者を打ち取ると、4対2の勝利を告げる歓声がスタジアムに木霊した。お立ち台に上がったのはもちろん逆転弾のヒーロー、G.G.佐藤。マイクを握りしめ、北京五輪への意気込みとともに叫んだあのお馴染みの決め台詞――「キモティ〜〜〜ッ!」。超満員のスタンドから返ってきた大歓声と笑い声は、真夏の夜の最高の思い出となった。

 ドームを出ると、夏の夜風が心地よく通り抜け、勝利の美酒に酔いしれながら誇らしく家路についた。チームの勢いと絆を肌で感じられた、忘れられない真夏の一夜だった。

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